/

工作機械でも中韓猛追 汎用化で優位性低下、業種超え拡大

中国など新興国勢の追い上げで急速なコモディティー化が進むのは化学に限らない。みずほ総合研究所が今年にまとめた調査によれば、2000年から13年にかけて日本勢が中国勢にシェアを奪われたのは電気機械と一般機械の計186品目中7割を超えた。この傾向は強まっており、松浦大将エコノミストは「ここ数年は高機能品でも中国勢にシェアを奪われるケースが増えた」と言う。

日本勢が圧倒的な強さを誇った工作機械はその例だ。00年に日本メーカーの世界生産高シェアは29.2%で世界トップだったが、中国や韓国企業などの台頭で価格競争に巻き込まれ13年は16.8%に低下した。いまはさらに下がっているとみられる。中国の家電大手、美的集団が独産業用ロボット大手クーカを買収するといった動きもコモディティー化を加速させる見通しだ。

新興国勢の追い上げはスマートフォンや電子部品など多くの分野に広がっており、高機能品を開発しても「技術的な優位は数年ともたない」(松浦エコノミスト)。どの事業を残し、どこから撤退するか。迅速な意思決定の重みがますます増している。(古川慶一)

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連企業・業界

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン