2019年9月21日(土)

ビナミルク、1~6月33%増益 中東など海外好調

2016/8/4 23:43
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【ハノイ=富山篤】ベトナムの乳業最大手、ベトナム・デイリー・プロダクツ(ビナミルク)が4日までに発表した2016年1~6月期決算は、純利益が前年同期比33%増の4兆9860億ドン(約220億円)となった。中東、カンボジアなど海外売上高が半期で過去最高となったのがけん引した。国内シェアは約4割と低下傾向にあり、今後も海外市場の展開に力を入れる。

好業績、高配当を続けるビナミルクは手放したくない国営企業のひとつだ(ハノイの小売店)=ロイター

売上高は19%増の22兆7820億ドン。海外売上高は約4兆4000億ドンで、全体に占める比率は約2割に高まった。イラク、イエメン、シリアなど中東地域での乳幼児向けの粉ミルク、5月に工場が稼働したカンボジアでの乳製品の販売が貢献した。

15年末の東南アジア諸国連合(ASEAN)経済共同体の始動で輸出しやすくなったこともあり、タイ、ミャンマーでの販売を強化していく。

ベトナムで初めて大規模な酪農を始めるなど同国に乳製品を普及させたビナミルクは、かつては国内で70~80%のシェアがあった。1990年に0.5リットルにすぎなかった国民1人当たりの牛乳消費量は2020年には28リットルに増えるとみられている。ただ需要増に伴って「THトゥルーミルク」などのライバルが増え、シェアは低下している。

ビナミルクは株式の45%を政府機関の国家資本投資公社(SCIC)が保有する国営企業。5月に国営企業として初めて外資の出資制限を撤廃し、制度上は100%外資が可能になった。2015年12月期の配当性向は60%と高く、SCICは株式放出をためらっているとみられる。

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