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「長い老後」備え不十分 50代、資金計画38%止まり

これから定年を迎える中高年層は老後への備えが不十分――。こんな結果が金融広報中央委員会の「金融リテラシー調査」で分かった。50代の男女で老後の資金計画を立てている人は38%にとどまった。老後の生活費に関する必要額を認識していると答えた人の割合は54.4%、将来年金として受け取れる金額を理解している人も40.3%と半数を下回った。

同委員会が今年2~3月にかけて全国の2万5千人を対象に調べた。

2015年の日本人の平均寿命は女性87.05歳、男性80.79歳といずれも過去最高を更新した。調査の結果は自分で思ったよりも長生きして老後の資金が足りなくなる「長生きリスク」に直面するシニアが相当数いることを示唆している。

金融知識の乏しさは民間保険会社の商機ともなっている。日本生命保険は今春、長生きリスクに対応した個人年金保険を売り出した。加入者が亡くなったときに支払われる死亡保険金を抑えるかわりに、生きている間に年金で受け取れる部分を充実させた点が特徴だ。

業界団体の生命保険協会は今年2月、政府が一定の補助金を出して低所得者にも加入を促す「私的終身年金制度」の創設を提言した。ゆとりある老後に備える商品のニーズは高く、保険会社などでこうした商品の開発を進める動きは今後も広がりそうだ。

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