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新日鉄住金の4~6月、146億円赤字 円高で輸出採算悪化

2016/7/28 23:25
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新日鉄住金が28日発表した2016年4~6月期の連結決算は最終損益が146億円の赤字(前年同期は727億円の黒字)だった。4~6月期として赤字になるのは4年ぶり。円高・ドル安で鋼材の輸出価格が下がり採算が悪化したほか、原料の在庫評価損や外貨建て資産の価値が下がり業績の重荷となった。

売上高は17%減の1兆511億円。鋼材出荷量はほぼ横ばいだったが、鋼材価格はトンあたり6万8100円と前年同期比18%下落した。原油価格の低迷で同社が収益源とする原油掘削用エネルギー鋼管の需要が減ったのも減収要因になった。

為替平均レートは1ドル=111円で前年同期に比べ10円円高となり「為替影響で利益が330億円減った」(栄敏治副社長)。鉄鉱石価格の持ち直しや製鉄所のコスト削減などで埋めきれず、経常損益は120億円の赤字(同844億円の黒字)だった。

同日、これまで開示していなかった16年4~9月期の連結業績予想と17年3月通期の連結経常利益予想を発表した。16年4~9月期は最終損益をゼロ(同1201億円の黒字)とし、業績悪化を理由に第2四半期末の配当を見送るとした。

17年3月期の経常利益は前期比35%減の1300億円を見込む。直近は為替相場は1ドル=105円前後で推移するが「さらに円高が進むリスクを織り込んだ」(栄副社長)。7~9月期以降は1ドル=100円との前提を置き、円高要因で約700億円利益が減る。

現在、大口顧客と鋼材の価格引き上げ交渉を進めているが、今回の経常利益予想には「(交渉後の利幅改善を)反映していない」(栄副社長)ため低水準な利益予想にとどまったとみられる。

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