阪急阪神百貨店、堺北花田阪急を来夏閉店へ 大型SC進出相次ぎ競争激化

2016/7/27 23:22
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エイチ・ツー・オーリテイリング傘下の阪急阪神百貨店は27日、来年7月末で堺北花田阪急(堺市)を閉店すると発表した。2004年にショッピングセンター(SC)内に出店したが、周辺に大型SCの進出が相次ぎ競争が激化。今後もさらなるSC開業も予定されており、「赤字が拡大しかねない」(林克弘代表取締役専務執行役員)として存続を断念した。

「業績改善の見通しが立たない」。同日の記者会見で林専務執行役員はこう説明した。堺北花田阪急の店舗面積は1万6千平方メートルで、ダイヤモンドシティ(現イオンモール)が開発したSCの核テナントとして出店した。

07年度から13年度まで年100億円超の売上高を確保し「1億円を超える営業利益をキープできていた」(林専務執行役員)。だが14年度の消費増税後、消費者の節約志向が鮮明になり、周辺に競合SCが開業。同年秋に三井不動産の「ららぽーと和泉」(大阪府和泉市)が開業した後、15年度は売上高が88億円に減り、2億円の営業赤字を計上した。今年3月にはイオンモール堺鉄砲町(堺市)がオープン。今後はイトーヨーカ堂のSC「アリオ」(大阪府松原市)の開業も控える。

記者会見で「今はさらなる郊外店の閉店は考えていない」と語った林専務執行役員だが、郊外店はどこも苦戦しているという。付加価値の高い商品やサービスで集客する百貨店は都心の方が魅力を発揮しやすい。同社では今後、都心店中心の戦略にさらに磨きをかけ成長を目指す。

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