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自転車部品、世界で低調 シマノ社長「来春から巡航速度に」

シマノは26日、2016年12月期の連結業績予想を下方修正した。同日記者会見した島野容三社長は「(主力の)自転車部品の販売が中国や欧州など世界的に落ち込んでいる」とし、流通在庫の調整に時間がかかっていると指摘した。業績回復の時期については「長年の経験から判断し、販売は来春から巡航速度に戻ってくる」とした。

16年1~6月期の自転車部品の売上高は最終消費地別で、中国が34%減、欧州が24%減、北米が10%減。中国市場は景気減速によりスポーツ自転車の販売不振が目立つ。

通期の想定為替レートは円高方向に見直した。1ドル=115円から100円、1ユーロ=125円から110円と実勢レートにほぼ合わせた。同社の場合、国内工場は円建て、アジアの工場はドル建てで出荷し、欧州通貨安の影響を抑えている。それでも、「1円の円高・ドル安で年間の営業利益は約2億円減少する」(角谷景司専務)という。

自転車部品の売上高は欧州が約4割を占める。ただ、英国の比率は低く、欧州連合(EU)離脱問題について島野社長は「業績への影響はほとんどない」と強調。チェコの生産拠点も、「工場の態勢や生産量を変更するつもりはない」とした。

今後の戦略商品としては「油圧式ディスクブレーキ」を挙げた。11月に全面改良する最上級の自転車部品セット「デュラエース」に導入予定で、「来年から中級・普及モデルにも順次搭載する」(島野社長)計画だ。世界市場での拡販で、「ライバルとの差異化を図る」(同)。将来は3倍以上に増産する意向だ。

国内では本社工場(堺市)のほか、17年1月に新しいラインが稼働する下関工場(山口県下関市)が中級モデルを中心に生産する。

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