清掃機器のケルヒャージャパン、来夏に宮城から横浜へ本社移転
清掃機器の世界大手、独ケルヒャーの日本法人、ケルヒャージャパン(宮城県大和町、佐藤八郎社長)は2017年7月をめどに、横浜市のJR新横浜駅近くに本社を移転する。同社は「交通の便がよく、取引先の多い首都圏に本社を移せば、営業活動が進めやすくなるため」などと説明している。
同社は1988年に東京で設立、94年に仙台市郊外に本社機能を移した。当時はドイツの本社所在地に気候や風土が似ていることに加え、東北新幹線や東北自動車道を使えば業務に支障がないと判断したという。現在、大和町には本社部門と製品の出荷前点検や修理部門などがあり、約100人が働いている。本社以外に支社・営業所が全国に17カ所ある。
横浜市の新本社は約50人規模を想定している。大和町には点検・修理部門などを残す方向だ。
同社は高圧洗浄機やスチーム洗浄機などを販売している。製品には工場や建設現場などで使う業務用のほか、自家用車や家の外壁などに使う家庭用などがある。15年12月期の売上高は144億円。
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