ドコモ、ベンチャーに出資 農業支援拡大へ
NTTドコモは29日、IT(情報技術)を活用した農業支援事業の拡大に向けて農業ベンチャーのベジタリア(東京・渋谷)に出資したと発表した。ベジタリアの第三者割当増資を引き受けた。出資額は非公表。センサーや人工知能(AI)を使って農作物の収穫量や品質を予測するサービスを共同で開発する。
ドコモはベジタリアと水田の水温や水位をセンサーで測定してスマートフォン(スマホ)で確認できる稲作支援システムを開発し、4月から販売している。出資を通じてドコモのAIやIoT(インターネット・オブ・シングス)関連技術とベジタリアの農業関連ノウハウを組み合わせた新サービスを開発する。
センサーから取得した田畑の情報と気象データや害虫の発生情報を分析し、農作物の収穫量や品質を予測するサービスを開発する。