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孫氏、決められぬ引き際 カリスマ経営者に課題
ソフトバンク株主総会で続投宣言

2016/6/23 2:00
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 ソフトバンクグループは22日に東京都内で定時株主総会を開き、新役員人事を承認した。孫正義社長の後継者とされていたニケシュ・アローラ副社長が退任し、孫社長の長期続投が事実上、決まった。株主から賛同する声はあったものの、カリスマ経営者の引き際の難しさを改めて印象付けた。

ソフトバンクグループの定時株主総会であいさつする孫正義社長(22日、東京都千代田区)=テレビモニターより

ソフトバンクグループの定時株主総会であいさつする孫正義社長(22日、東京都千代田区)=テレビモニターより

 孫社長は株主総会で「来年に社長を辞めようかと思っていたが、(経営への)欲が出てきた」と続投を決めた経緯を説明した。ソフトバンクは総会前日の21日、孫氏が後継者に指名していたアローラ副社長の22日付での退任を発表。孫氏はこの先も社長を続ける意向を表明していた。

 孫氏は、来年8月の60歳の誕生日の夜に「会社幹部や友人を呼んでパーティーを開き、そこで『明日からニケシュが社長になる』と明かしてみんなを驚かせようと思っていた」。

 だが人工知能(AI)の本格普及が迫り「情報革命のチャンスが広がり、もう少し続けたいと思うようになった」と引退撤回の理由を説明した。株主からは「99歳まで社長をやってほしい」との声も出た。

 総会では社外取締役を務める柳井正氏(ファーストリテイリング会長兼社長)、永守重信氏(日本電産会長兼社長)も発言し、孫氏の決断を後押しした。「60歳で引退なんて冗談じゃない」(柳井氏)、「経営意欲は年齢ではない」(永守氏)。

 自身の引き際をいつにするか、カリスマと呼ばれる経営者は悩みを抱える。先見性と強力な統率力で企業価値を高めた実績に株主は絶大な信頼を寄せる。だが信頼が厚い分、トップの交代時に関係者や市場に与える不安は大きく、バトンを引き渡すタイミングを難しくする。

 日本電産の永守氏、ファーストリテイリングの柳井氏も同じような経験がある。

 日本電産では、一時は永守氏の後継の最有力候補とされた呉文精代表取締役副社長(当時)が2015年9月に退任した。「最も稼いだ人が後継者」(永守氏)との条件に見合う成果を出せず、退任に先立つ6月に最高執行責任者職を解かれていた。

 「残念ながら社長を続けなければならない」。ファーストリテイリングの柳井氏は13年10月、以前から公言してきた「65歳での社長引退」を撤回した。当時64歳。「グローバル化を加速するなかで退くのは不可能」と理由を語った。

 実質的な創業者である柳井氏には、02年に玉塚元一氏(現ローソン会長)に社長職を譲ったが、05年に復帰した経緯がある。20年に今の3倍にあたる5兆円の売上高を達成するため、前線で強力な手腕を振るう。

 外資系の企業統治コンサルティング会社、エゴンゼンダーの佃秀昭社長は「ビジネス自体に関心を持つプロ経営者と違い、創業者にとり会社はもはや体の一部。それだけに後継者を決めるのは難しい」と話す。

(森国司、大和田尚孝)

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