JR西日本の真鍋社長「新事業の芽吹き期待」 最後の定例会見

2016/6/15 23:30
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22日の株主総会後に会長に就くJR西日本の真鍋精志社長は15日、最後の定例記者会見で「安全と経営の基礎作りの4年間だった」と振り返った。非鉄道事業の拡大に取り組み、2016年3月期まで4期連続で最高益を更新した。人口減少時代に備えた事業拡大を残された課題とした。

印象深い出来事として真鍋社長は14年の台風19号に備えた予告運休を挙げた。私鉄がほぼ通常通りの運行を続けたため対応には賛否両論あったが「安全第一の感覚が現場にも浸透してきた」と話した。05年の福知山線脱線事故から腐心してきた安全管理に一定の手応えを感じた様子だった。

セブン―イレブン・ジャパンとの提携による駅売店のてこ入れや大阪駅前の商業施設「ルクアイーレ」の改装開業など非鉄道事業の拡大に注力した真鍋社長。「鉄道との相乗効果をあげる新ビジネスが芽吹くだろう」と期待を寄せた。団塊世代の旅客需要が追い風になったが「数年後には落ち着く」と警戒する。「名古屋や九州などの域外や海外進出も必要」と攻めの重要性を強調した。

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