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業績ニュース

新興市場の経常益9%増 16年度、マクドナルドは3期ぶり黒字

2016/6/8 23:18
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東証マザーズなど新興市場に上場する企業の業績が堅調だ。底堅い内需の取り込みや独自技術の強みを収益拡大につなげる企業が多く、2016年度の経常利益は合計で前期比9%増える見通しだ。日本マクドナルドホールディングスや創薬ベンチャーのそーせいグループがけん引する。

マザーズなど新興5市場の主要751社の業績予想を集計した。経常利益見通しの合計は7793億円。上場企業全体では17年3月期の経常利益は3%増にとどまる見通しで、新興企業の好調が目立つ。

全体を引っ張るのは為替の円高などの影響を受けにくい内需系の企業だ。マクドナルドは今期、3期ぶりの経常黒字を見込む。期限切れ鶏肉問題や異物混入問題などの不祥事で前期に落ち込んだ反動が大きい。新商品のヒットで客足が戻り、5月の既存店売上高は前年同月から21%増えた。

健康コーポレーションはフィットネスジム「ライザップ」の会員数が増える。雑貨販売会社の買収効果も収益を押し上げる。九州地盤のホームセンター大手ナフコは熊本地震の影響はあるものの、商品拡充などで4~5月の既存店売上高は前年同期比2%伸びている。

独自技術をテコに業績を伸ばす企業もある。そーせいは4月にアイルランドの製薬大手とアルツハイマーの治療薬で提携し、約1億2500万ドル(契約時の為替レートで約137億円)の契約金収入を計上する。肺疾患の治療薬も伸びる。

一方、業績の振れが大きいのも新興企業の特徴だ。これまで全体の業績をけん引してきたミクシィは経常利益が800億円と16%減りそう。スマートフォン向けゲーム「モンスターストライク」で加入者の伸びが鈍化する。海外での先行投資負担もかさむ。

新興市場は株価も堅調だ。日経平均株価が年初から12%下落する一方、東証マザーズ指数は30%上昇した。日経ジャスダック平均も4%の下落にとどまる。業績の底堅さに注目した投資マネーが新興市場に流れている。

新興企業の業績改善幅は、マクドナルドやそーせいなど少数の企業の寄与度が大きいのが実情だ。着実に利益を伸ばす実力企業の裾野がどこまで広がるかが今後の焦点になる。

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