「真田丸」経済効果、県内200億円 日銀松本支店試算
日銀松本支店は6日、NHK大河ドラマ「真田丸」放映による長野県内での経済効果が200億円になるとの試算結果を発表した。上田城跡公園(上田市)や真田宝物館(長野市)といった真田氏ゆかりの観光施設を中心に、観光客が113万人増えることなどが寄与するとしている。
2001年以降の大河ドラマで舞台となった府県の、放映年の前年比平均客数増加率から観光客増加数を割り出し、観光消費額単価を掛けるなどして算出した。
観光消費の増加額は161億円で、そのうち県内で消費・生産が行われる直接効果は126億円としている。このほか直接効果により県内各産業にもたらされる生産誘発額が45億円などとなっている。
経済効果は同じく県内を舞台にした07年放映「風林火山」の109億円を上回る。