インバウンド消費で明暗 百貨店は高額品低迷、ホテルは好調
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訪日外国人(インバウンド)消費の恩恵を受けてきた企業の今期業績は明暗が分かれそうだ。客室稼働率が上昇する帝国ホテルは2ケタの最終増益を見込む。円高や中国政府の税関検査の厳格化で高額品の売れ行きが鈍り、百貨店や時計メーカーは苦戦しそうだ。訪日客数は過去最高ペースが続いているが、消費動向の変化が業績に影響を及ぼし始めた。
政府観光局によると4月の訪日外国人数は208万人と前年同月比18%増え、単月で...
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