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遺伝子組み換え植物流出 奈良先端大、既に撤去

奈良先端科学技術大学院大(奈良県生駒市)は9日、学内で研究用に育てていた遺伝子組み換え植物の約290個体が周辺に流出し、野外で育っていたことが分かったと明らかにした。先端大は既に除草剤で全て除去し土壌を回収した。

この植物はアブラナ科の雑草で、遺伝子研究によく使われる「シロイヌナズナ」。学外では見つかっておらず、シロイヌナズナの性質上、広く飛散する可能性は低く、環境や人体への影響はないと説明している。10日に記者会見するとして、どのような遺伝子組み換えがなされていたのかなど詳細を明かしていない。

先端大は今回の問題を受け、遺伝子組み換え生物を使う実験を4月下旬から停止。外部有識者らでつくる調査委員会を設置し、流出経路の特定などを進めている。

先端大によると、流出が確認されたのは植物温室の半径約20メートル以内の場所。研究者を介して流出した可能性があるが、詳細は調査中という。

4月に学生が温室付近で遺伝子組み換えの可能性があるシロイヌナズナを見つけ、研究室に報告。学内で約500個体を採取して遺伝子解析した結果、うち約290個体が遺伝子組み換え植物と分かった。〔共同〕

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