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アサヒ・キリンHDが最終減益 1~3月 海外事業が重荷

2016/4/28 23:45
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アサヒグループホールディングスとキリンホールディングス(HD)が28日発表した2016年1~3月期連結決算は、そろって最終減益だった。海外関連収益が円高などで落ち込んだ。16年12月期通期はビール類の販売拡大などでアサヒは5%増益、キリンHDは黒字転換を見込む。

アサヒの1~3月期純利益は前年同期比95%減の6億1400万円だった。影響が大きかったのは海外関連の一時的な要因だ。中国・頂新グループへの出資形態を見直し、前期に100億円超の利益を押し上げた反動が出た。キリンHDの純利益も為替影響などが響いて22%減の104億円だった。

本業は明暗を分けた。アサヒの売上高は2%増の3802億円、営業利益は6%増の114億円だった。第三のビール「クリアアサヒ」シリーズを順次リニューアルした効果に加え、昨春に投入した発泡酒の新商品も寄与した。ビール類の販売数量は3%増だった。

一方、キリンHDは足元で苦戦が続く。都道府県ごとに味わいが異なる商品「47都道府県の一番搾り」の発売を予定している。1~3月期は新商品投入の端境期に当たり、今後、どこまで挽回できるかが課題だ。

両社は国内のアルコール飲料市場が大きな伸びを期待しにくいなか、海外に成長基盤を求めている。アサヒは欧州のビール事業を3300億円を投じて買収。キリンは主力のオーストラリアではビール類が伸びたが、乳飲料部門でリストラを進めている。

足元は円高が進み、収益のけん引役より重荷になっている側面は否めない。16年12月期通期は、両社とも最終損益が改善に向かう。アサヒの純利益は前期比5%増の800億円、キリンHDは600億円の最終黒字(前期は473億円の赤字)を見込む。

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