2019年3月19日(火)

LEDリサイクルに道 ハリタ金属・アイリス・法政大

2016/4/26 6:20
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家電リサイクルなどを手掛けるハリタ金属(富山県高岡市)は25日、アイリスオーヤマ(仙台市)や法政大学と共同で、使用済み発光ダイオード(LED)照明を回収してリサイクルする仕組みを確立したと発表した。同社によると、業界で初めての取り組み。既に試験運用を始めており、2016年度中の実用化を目指す。企業などの環境への意識が高まる中、資源の有効利用につなげる。

確立した仕組みはまずアイリスオーヤマがLED照明を納入する際に使用済みを回収し、ハリタ金属に送る。ハリタ金属は自動化したシュレッダーで破砕し、使用済みLED照明からアルミニウムや銅、LED素子に含まれる貴金属などを選別。純度の高い金属を取り出して再利用する。

さらに、機械選別とは別にハリタ金属が手作業で選別したLED素子を法政大に送る。同大学が開発した回収技術でLED素子からガリウム成分を分離・濃縮して、LED照明や、省エネ効果の大きい次世代パワー半導体などに再利用する計画だという。

国内の企業や団体では二酸化炭素(CO2)の排出量や消費電力の削減のため、蛍光灯からLED照明へ切り替える動きが急速に広がっている。より高い効率のLED照明に買い替える企業も増えてきた。一方で不要になったLED照明の廃棄については、各納入業者や工事事業者の裁量に委ねられており、再資源化が課題となっていた。

ハリタ金属は「より環境負荷が低く、効率性が高い仕組みを構築するとともに、LED照明に限らず、新しいリサイクルの仕組みをつくり出していきたい」とした。

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