羽生結弦、初代の最優秀選手賞に ISUアワード発表

国際スケート連盟(ISU)は11日、フィギュアで2019~20年シーズンに新設した「ISUスケーティング・アワード」の受賞者を発表し、男子の羽生結弦(ANA)が初代の「最優秀選手賞」を受賞した。最終候補者にノミネートされた中で男子のネーサン・チェン(米国)らとの争いを制した。
オンラインの表彰式に参加した羽生は「スケートができていることが本当に幸せ。これからも一生懸命、自分の理想のスケートを追い求めて頑張っていく」と語った。
「ベストコスチューム」部門でも羽生は昨季途中まで演じたフリー「Origin」の衣装で候補に挙がったが、アイスダンスのマディソン・チョック、エバン・ベーツ組(米国)が選ばれた。
最優秀新人賞は昨季のグランプリ(GP)ファイナル女王のアリョーナ・コストルナヤ(ロシア)が手にした。
世界選手権女王に2度輝いた安藤美姫さんら審査員が最終選考を担当。計7部門の表彰は3月に実施する予定だったが、新型コロナウイルスの影響で同月の世界選手権(モントリオール)が中止されたために延期となっていた。〔共同〕