羽生結弦が5年ぶりV 全日本フィギュア、2位に宇野昌磨
フィギュアスケートの世界選手権(来年3月・ストックホルム)代表最終選考会を兼ねた全日本選手権第2日は26日、長野市ビッグハットで行われ、男子は羽生結弦(ANA)がフリーで215.83点を出して前日のショートプログラム(SP)に続いて1位となり、合計319.36点で5年ぶりの優勝を果たした。日本スケート連盟の選考基準を満たして代表に決まった。

羽生はフリーでループ、サルコー、トーループの3種類4度の4回転ジャンプを成功させた。5連覇を狙ったSP3位の宇野昌磨(トヨタ自動車)はフリー2位の190.59点を出して合計284.81点で2位となり、SP2位で17歳の鍵山優真(神奈川・星槎国際高横浜)はフリーは3位で278.79点の3位。
5組によるアイスダンスのリズムダンス(RD)で注目の村元哉中、高橋大輔組(関大KFSC)が67.83点で2位につけた。3連覇を目指す小松原美里、小松原尊組(倉敷FSC)が71.74点でトップ。
今年は新型コロナウイルス感染防止対策を講じ、会場の収容人員の半分を上限に観客を入れて開催。最終日の27日にアイスダンス、昨年覇者でSP首位の紀平梨花(トヨタ自動車)らが臨む女子のフリーを実施する。〔共同〕