萩野「尊敬される選手に」 アジア大会MVP受賞で会見

【仁川=共同】仁川アジア大会の最優秀選手(MVP)に選ばれた競泳男子の萩野公介選手(20)=東洋大=が4日、仁川で、晴れ晴れとした表情で記者会見に臨んだ。日本勢では2002年釜山大会の北島康介選手(日本コカ・コーラ)以来の栄誉に「光栄に思う。北島さんのように慕われ、尊敬される選手になりたい」と声を弾ませた。
競技を終え既に帰国していたが、閉会式と記者会見のために戻った。朴泰桓選手(韓国)と孫楊選手(中国)を破った200メートル自由形など4種目を制した大会を振り返り「2人のような素晴らしい選手と泳げる機会は、人生であと何回あるか分からない。緊張に押しつぶされ、楽しめないのではもったいないと思った」との気構えを示した。
大会を取材した各国記者による投票の内訳は非公表だったが、関係者によると、約1600票のうち25%近くを得て2位以下に大差をつけた。賞金5万ドル(約550万円)と65インチの大型テレビが贈られる。