広島の野村祐輔投手(30)が26日、今季取得した国内フリーエージェント(FA)権を行使せずに残留することを表明した。マツダスタジアムで記者会見し「このチームでもう一度優勝、そして日本一になりたいという思いで最後は決めた」と話した。2年契約で出来高を含めて総額3億円を提示されたとみられる。
佐々岡真司監督や同僚からも慰留され「その思いがうれしくて、こういう決断になった」と明かした。今季は6勝5敗、防御率4.06で、チームは4年ぶりのBクラスに終わった。「悔しい思いをしたシーズンなので、何とか巻き返せるように頑張っていきたい」と決意を新たにした。佐々岡監督は「(先発)ローテでしっかりやってもらいたい」と期待した。
野村は広島・広陵高―明大からドラフト1位で2012年に入団。制球力を武器に1年目から9勝(11敗)を挙げ、防御率1.98で新人王に輝いた。16年は16勝3敗で最多勝と勝率第1位のタイトルを獲得し、25年ぶりのリーグ優勝に貢献した。通算172試合に登板して71勝52敗、防御率3.38。(金額は推定)〔共同〕
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