内村航平、鉄棒1位通過 全日本体操
体操で個人総合と種目別の日本一を決める全日本選手権第2日は11日、群馬県の高崎アリーナで男子予選が行われ、種目別の鉄棒は東京五輪代表を目指す内村航平(リンガーハット)がH難度の離れ技「ブレトシュナイダー」を決めるほぼ完璧な内容の演技で15.533点をマークし、トップで13日の決勝に進んだ。最高I難度の離れ技「ミヤチ」を持つ宮地秀享(茗渓ク)は敗退した。

床運動は南一輝(仙台大)が15.333点で1位通過した。
6種目による個人総合は初優勝を狙う萱和磨(セントラルスポーツ)が合計86.899点で首位に立ち、谷川航(セントラルスポーツ)が0.468点差で2位につけた。3連覇が懸かる弟の谷川翔は4位、橋本大輝(以上順大)は9位と出遅れ、ともにあん馬の落下が響いた。
新型コロナウイルス感染対策として男女別に日を分け、12日に女子決勝を実施。決勝で個人総合は予選の得点との合計、種目別は決勝のみの得点で争われる。
当初は4月に個人総合の全日本選手権、6月に全日本種目別選手権を予定したが、コロナ禍で延期。今年は一つの大会の中でそれぞれのタイトルを争う形式になった。〔共同〕