高橋・村元組が2位発進、男子SPは鍵山首位 NHK杯
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ最終戦、NHK杯は27日、大阪府門真市の東和薬品ラクタブドームで開幕し、3組が出場したアイスダンスで2010年バンクーバー冬季五輪男子銅メダルの高橋大輔が村元哉中(以上関大KFSC)と組んでデビューし、リズムダンス(RD)で64.15点の2位となった。小松原美里(倉敷FSC)ティム・コレト組が70.76点で首位。

女子ショートプログラム(SP)は18年平昌五輪代表の坂本花織(シスメックス)が三つのジャンプを全て決め、75.60点で首位発進。18年世界選手権2位の樋口新葉(明大)は冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)で転倒したが立て直し、69.71点で2位。
男子SPはユース五輪王者でGPデビューの鍵山優真(神奈川・星槎国際高横浜)が2種類の4回転を成功させ、87.26点でトップ。友野一希(同大)が83.27点で2位につけた。昨季のジュニアGPファイナル王者の佐藤駿(フジ・コーポレーション)はジャンプのミスが続き、72.04点で7位と出遅れた。
今季のGPは新型コロナウイルス禍で各大会の出場者を地元選手や開催国に拠点を置く選手らに制限。NHK杯は女子を除き日本勢のみで、収容人員の半分を上限に観客を入れて行われた。〔共同〕