柔道マスターズ、鍋倉がV 新井・田代は3位
【青島(中国)=共同】東京五輪代表選考会の一つである柔道のマスターズ大会第2日は13日、中国の青島で男女計4階級が行われ、女子70キロ級で昨年まで2年連続世界一の新井千鶴(三井住友海上)、同63キロ級で世界選手権2年連続2位の田代未来(コマツ)はともに3位だった。

新井はオランダ選手、田代は優勝した鍋倉那美(三井住友海上)にいずれも準決勝で敗れ、3位決定戦で勝利。鍋倉は決勝で世界選手権3連覇のクラリス・アグベニェヌ(フランス)を延長戦の末に破った。63キロ級は土井雅子(JR東日本)も3位だった。
男子で73キロ級は元世界王者の橋本壮市(パーク24)が制覇。決勝はイスラエル選手が負傷で棄権した。66キロ級で五輪2大会銅メダルの海老沼匡(パーク24)は3位。81キロ級の藤原崇太郎(日体大)は初戦の2回戦で敗退した。女子70キロ級の大野陽子(コマツ)は1回戦、新添左季(自衛隊)は初戦の2回戦で敗退。
マスターズ大会は五輪、世界選手権に次ぐ格付け。原則として世界ランキング36位以内が出場する。