プロ野球、宮崎キャンプは無観客 コロナ拡大で知事要請
プロ野球で2月1日から宮崎県で春季キャンプを行う6球団は15日、新型コロナウイルスの感染拡大による政府の緊急事態宣言と宮崎県独自の緊急事態宣言が解除されるまで、キャンプを無観客で実施すると発表した。
宮崎県の河野俊嗣知事が15日の記者会見で、プロ野球とサッカーのJリーグにキャンプの無観客での実施や、不要不急の外出自粛などを要請したと発表した。河野知事は「長年にわたり受け入れてきた実績があり、経済効果や情報発信で恩恵がある」と無観客でも受け入れる理由を説明した。
プロ野球の球団は事前に選手やスタッフ、報道陣らのPCR検査を実施し、握手などのファンサービスは行わない。感染状況が改善し次第、観客を入れるかどうかを県や受け入れ自治体と再度協議する方針。
宮崎県内では巨人、ソフトバンク、オリックス、西武と、2軍の広島、ヤクルトが2月1日にキャンプインする。日本野球機構(NPB)の井原敦事務局長は「12球団代表者会議でも、自治体から要請があった場合はお受けすると決めていた」と話した。既に観覧チケットを販売しているソフトバンクは、詳細決定後に払い戻しなどを公式サイトで発表する。
Jリーグは自治体の要請に従う方針を各クラブと確認している。〔共同〕