小川がヤクルト残留 「スワローズで日本一目指す」
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ヤクルトから国内フリーエージェント(FA)権を行使した小川泰弘投手(30)が25日、東京都内の球団事務所で4年総額7億5千万円の契約を結び、残留が決まった。「慣れ親しんだスワローズで優勝を目指して戦うことに決めた。一つでも多く勝ち、Aクラス、そして優勝に貢献できるように全力で戦う」と決意を語った。

シーズン中に今季の年俸9千万円から大幅増となる大型契約を提示されたが「パ・リーグに変えて戦いたい気持ちに動いた瞬間もあった」と明かす。それでも「苦楽を共にした仲間と、もう一度、日本一になって喜び合いたい気持ちが強くなった」と残留を決断した理由を説明した。
小川はプロ8年目の今季、8月15日のDeNA戦で初の無安打無得点試合を達成するなど20試合に登板して10勝8敗、防御率4.61だった。通算では181試合で75勝59敗、防御率3.63。
ヤクルトは今季、複数の主力選手が国内FA権を取得。流出による戦力ダウンが危ぶまれていたが、山田哲人内野手と石山泰稚投手はFA宣言をせず、チームで1人だけFA権を行使した小川の残留も決まった。(金額は推定)〔共同〕