FIFA会長選、フィーゴ氏ら撤退
【ロンドン=共同】国際サッカー連盟(FIFA)会長選に立候補していたオランダ協会のファンプラーグ会長と元ポルトガル代表MFのフィーゴ氏が21日、ともに選挙戦からの撤退を表明した。29日に行われる選挙は、5選を目指す現職のブラッター会長とヨルダンのアリ王子の一騎打ちとなった。
ファンプラーグ氏は記者会見で「3人で話し合い、候補を1人にした方が勝つチャンスがあるとの結論に達した」と内幕を披露。FIFA改革を目指す3人の勢力を一本化し、ブラッター会長に対抗する考えを示した。
フィーゴ氏は交流サイトのフェイスブックに声明を発表。「(3人の)候補者たちは各大陸連盟の会合で改革を訴えることもできないが、一方で1人の候補者は常に演説台で話をする。候補者同士が討論をする機会もない。これは正常な選挙ではない」とブラッター会長を批判した。