レスリング乙黒兄弟らが合宿再開 男子フリー
レスリングの東京五輪代表に決まっている男子フリースタイル65キロ級の乙黒拓斗(山梨学院大)や兄で74キロ級の乙黒圭祐(自衛隊)らが1日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)で強化合宿に入った。新型コロナウイルスの影響でフリーの合宿は3月以来。
コロナ禍の自粛期間を経て、7月に男子グレコローマンスタイルと女子の選手がNTCで約3カ月半ぶりの強化合宿を実施した。その後、全国的に感染者が増加したため、同月下旬に予定したフリーの合宿は延期になっていた。
今回参加した選手は合宿前に受けたPCR検査で陰性を確認。初日は技の確認などで汗を流し、徐々に強度を上げていく。日本協会でフリーの井上謙二強化委員長は「選手は最後まで動いていたので問題ないと思う。焦りはないのでしっかり本番までに仕上げていきたい」と語った。〔共同〕