羽生らが公式練習 フィギュアGPフィンランド大会

【ヘルシンキ=共同】フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第3戦、フィンランド大会は2日、ヘルシンキで開幕する。1日に公式練習が始まり、男子で五輪2連覇の羽生結弦(ANA)は「勝たなきゃ意味がない」と話し、演技構成や振り付けに手を加えたことを明らかにした。
9月のオータム・クラシックでショートプログラム(SP)は後半のステップなどを際立たせるためジャンプは全て前半だったが、最後の4回転―3回転の連続トーループを基礎点が1.1倍となる後半に組み込む。フリーも連続ジャンプを全て基礎点で1.1倍になる最後に入れるという。
女子で第1戦のスケートアメリカ2位の坂本花織(シスメックス)はシリーズ上位6人によるGPファイナル(12月・バンクーバー)進出が懸かる戦いに向け「これを踏ん張らないでどうする、という感じ」と意気込む。ジャンプで転倒し頭を打つ場面もあったが「本当に大丈夫」と話した。
10月に名古屋からバンクーバーに拠点を移した本郷理華(中京大)は「残りの選手生活を少しでもいいものにできればと思って(変更を)決めた」と語った。平昌冬季五輪女王のアリーナ・ザギトワ(ロシア)は正確なジャンプを披露し、白岩優奈(関大KFSC)も精力的に調整した。