小宮山氏「恩返しを」 早大の野球部監督就任へ向け抱負

プロ野球ロッテや米大リーグのメッツなどで投手として活躍し、東京六大学リーグの早大の次期監督に決まった小宮山悟氏(52)が6日、東京都内の同大で記者会見し「引き受ける理由の一番は恩返し。一球入魂という思いを強く持てるか」と母校での指揮に抱負を語った。任期は来年1月1日から4年間の予定。
早大は2015年の春秋連覇後に優勝がなく、昨秋は東大と並ぶ5位で70年ぶり最下位。再建を託される小宮山氏はプロでの指導歴はないが「ある程度のレベルでプレーしていた自負がある。選手一人一人が考えて高めていくことが大事」と話した。プロ経験者の早大監督は1940~50年代に率いた森茂雄氏がいる。東京六大学リーグで大リーグ経験者が指揮を執るのは初めて。
千葉県出身の小宮山氏は2浪の末に早大に進学して主将を務め、90年にドラフト1位でロッテ入団。横浜(現DeNA)を経て大リーグのメッツでもプレーし、09年限りで現役を退いた。〔共同〕