日本ハム、有原航平のポスティング申請 大リーグ挑戦
プロ野球日本ハムは26日、有原航平投手(28)が米大リーグに移籍するため、ポスティングシステムの申請手続きを日本野球機構(NPB)に行ったと発表した。大リーグ球団との交渉期間は日本時間26日午後10時から12月27日午前7時までと通知された。
有原は昨季15勝を挙げてパ・リーグ最多勝に輝き、契約更改交渉で球団に大リーグ挑戦を要望。今季の最終戦後にも気持ちが変わっていないことを表明し、球団は容認する方針を示していた。海外フリーエージェント(FA)権の資格取得条件を満たしておらず、大リーグ移籍にはポスティングシステムを利用する必要がある。
2017年12月に発効した現行の協定では、選手は米大リーグ全球団と交渉可能で、契約が成立すれば契約金と年俸の総額に応じて日本球団への譲渡金の額が決まる。
有原は広島・広陵高から早大を経て15年にドラフト1位で入団し、1年目に8勝6敗で新人王に輝いた。2度目の開幕投手を務めた今季は20試合に登板して8勝9敗、防御率3.46。通算成績は129試合で60勝50敗2セーブ、防御率3.74。〔共同〕