正代、関取との稽古再開 大関への意欲「今まで以上に」
大相撲の関脇正代が25日、報道陣の代表質問に電話で応じ、7月場所(7月19日初日・両国国技館)に向けて関取との稽古を再開したと明らかにした。東京都墨田区の時津風部屋で幕内豊山と10番ほど取り「一日の流れがやっと戻ってきたという感じ」と語った。

28歳の実力者は関脇に復帰した3月の春場所では、三役で初めて勝ち越し。朝乃山の大関昇進が刺激となり「上がりたいという気持ちは今まで以上に強くなった」と新たな目標を掲げた。
5月に故郷の熊本県で東京五輪の聖火ランナーを務める予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期。走りたい気持ちとともに「自分の相撲を取り切って地元の人が喜んでくれるのなら、こんなにうれしいことはない」と活躍を期した。
4月に兄弟子の元関脇豊ノ島(現井筒親方)が引退し、部屋を引っ張る自覚が芽生えた。7月場所を見据え「(無観客開催なら)テレビで見ている人に伝わるくらい、迫力のある相撲を取りたい」と意気込んだ。〔共同〕