井岡が2度目防衛 ボクシング世界戦、TKOで田中下す
世界ボクシング機構(WBO)スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦が31日、東京・大田区総合体育館で行われ、王者で31歳の井岡一翔(Ambition)が同級1位で挑戦者の田中恒成(畑中)を8回TKOで下し、2度目の防衛を果たした。2019年6月に日本男子初の世界4階級制覇を達成した井岡は、自身の日本選手世界戦最多勝利数を17に伸ばした。

井岡は5回、6回に左でダウンを奪い、8回に左を決めた後にレフェリーが試合を止めた。1階級上げて初戦だった田中は初黒星を喫し、世界4階級制覇はお預けとなった。世界複数階級制覇経験者の日本人男子対決は初めて。戦績は井岡が28戦26勝(15KO)2敗、田中が16戦15勝(9KO)1敗。〔共同〕