体操協会、内村選手に1000万円 報奨金で最高
日本体操協会は14日、東京都内で常務理事会を開き、リオデジャネイロ五輪で団体総合と個人総合の2冠に輝いた男子の内村航平選手(コナミスポーツ)に過去最高額となる報奨金1千万円を贈ることを決めた。これまでの最高は昨年の世界選手権で団体総合、個人総合、種目別鉄棒の3冠を達成した内村選手に贈られた600万円だった。

日本協会の規定では金メダル1個につき50万円だが、2004年アテネ五輪以来12年ぶりの団体制覇に対し特別報奨金を加算。さらに個人での五輪2連覇と世界選手権を含め8連覇の偉業に二木英徳会長が私費で400万円を上乗せした。
団体の金と種目別跳馬銅の白井健三選手(日体大)には400万円、団体メンバーの山室光史、田中佑典、加藤凌平各選手(いずれもコナミスポーツ)には各300万円が贈られる。
日本協会の遠藤幸一常務理事は「選手の頑張りに報いることができたかなと思う。東京五輪に向けた体操界の活性化の意味合いが大きい」と述べた。〔共同〕