オリックス、平野佳寿が入団会見「球団に感謝」 4年ぶり復帰
日米通算164セーブの実績を持ち、米大リーグからオリックスに4年ぶりに復帰した平野佳寿投手(36)が10日、宮崎市内のホテルで入団会見に臨んだ。気合十分を示すような丸刈り頭で登場し「優勝だけを目指して、体がぼろぼろになるまでオリックスのために頑張りたい」と勇ましく話した。11日にも宮崎キャンプの練習に合流する。

マリナーズからフリーエージェント(FA)となり、新型コロナウイルスの影響もあって働き場所がなかなか決まらなかった。「コロナ禍で厳しい状況の中、快く迎えてくれた球団に感謝している」と恩義を感じ、メジャー復帰は「今は全く考えていない」とした。
大リーグ3年間で計150試合に投げ、8セーブ。「野球を違った視点で見られた」と振り返った。ヤンキースからFAとなり、楽天入りした田中将に続くプロ野球復帰については「僕なんて田中君に比べたら全然。平野もついでに帰ってきたと思ってもらえたら」と言って会場を笑わせた。
福良淳一ゼネラルマネジャーは課題の救援陣に厚みをもたらすことを期待。経験と実績に加え、人間性が若手に好影響を与えるとし「チームとして助かる。よく決断してくれた」と大歓迎した。〔共同〕