柔道マスターズ、予定通り派遣へ 全柔連「五輪へ重要」
全日本柔道連盟(全柔連)は6日、世界ランキング上位者で争うマスターズ大会(11~13日・ドーハ)へ、東京五輪男子100キロ超級代表の原沢久喜(百五銀行)ら日本勢9人を予定通り派遣すると発表した。新型コロナウイルス感染拡大で首都圏1都3県に緊急事態宣言が発令される見通しとなり、派遣の可否を慎重に検討していた。
日本勢は昨年2月以来の国際大会出場となる。全柔連の金野潤強化委員長は今夏の東京五輪を見据え「これからの試合は数がかなり少なく、全てが重要になる。派遣は必要だと判断した」と説明。医科学委員会の医師らと入念に協議したことを強調し「感染対策は全柔連を挙げてかなり厳しくやってきた」と述べた。
東京五輪代表は男子90キロ級の向翔一郎(ALSOK)と女子で78キロ級の浜田尚里(自衛隊)、57キロ級の芳田司(コマツ)、48キロ級の渡名喜風南(パーク24)も出場。選手らは7日夜にドーハへ出発する。男子60キロ級の永山竜樹(了徳寺大職)は新型コロナの濃厚接触者と認定され、PCR検査で陰性ながら保健所の指示に基づき欠場が決まった。〔共同〕