阪神・糸井、現状維持の4億円 契約最終年は「胴上げしたい」
阪神の糸井嘉男外野手が11日、兵庫県西宮市の球団事務所で契約交渉に臨み、現状維持の年俸4億円で更改した。左足首を痛めて勝負どころで力になれなかった悔しさもあり、4年契約最終年となる来季は「一年間、戦力として活躍して監督を胴上げしたい」と優勝への強い思いを口にした。

打率はリーグ3位の3割1分4厘でも、8月の負傷後は復帰できず、出場103試合に5本塁打、42打点は移籍後最低。2桁盗塁も途切れた。離脱中はラグビー日本代表に刺激を受けたといい、鬱憤を晴らすため「いろいろなものをジャッカルしたい」。10月に手術を受けた患部の回復は順調で、来春のキャンプに間に合わせると強調した。
能見篤史投手は1500万円減の9500万円。40歳になった今季は自己最多を更新する51試合に投げたものの、防御率4.30と苦しみ「不完全燃焼。体は元気なので戦力になることが大事」と話した。(金額は推定)〔共同〕