柔道・高藤「人生全て出し切る」 五輪へ思い語る
柔道の東京五輪代表で男子60キロ級の高藤直寿、女子48キロ級の渡名喜風南(ともにパーク24)が18日、オンラインで報道陣の取材に応じ、前回リオデジャネイロ五輪3位で27歳の高藤は「リオで金メダルを取れなかった悔しさを晴らす。五輪は夢であり、今までの人生の全てを出し切る舞台」と熱い思いを語った。

新型コロナウイルスの自粛期間を経て、本格的な稽古再開は7月ごろ。新技に取り組む攻撃、課題の防御の両面ともレベルアップに手応えを示した。国際大会再開の見通しは立たないものの、来年2月の欧州でのグランドスラム大会出場を想定しているという。
柔道は五輪開会式翌日に始まり、男女とも最軽量級はトップバッター。「金メダルを必ず取って、日本選手団の全ての選手に勢いをつけられる柔道をしたい」と早くも気持ちを駆り立てた。
五輪初出場となる25歳の渡名喜も7月から実戦的な練習を再開。今月には仙台での日本代表強化合宿に参加した。「サポートしてくれる方々に感謝をしている。五輪で優勝して恩返ししたい」と決意を新たにした。〔共同〕