ソフト宇津木監督、活動再開「幸せ」 五輪会場で代表合宿
来年の東京五輪で金メダルが期待されるソフトボール女子日本代表が17日、五輪会場の横浜スタジアムで合宿を公開した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で2月以来の代表活動となり、宇津木麗華監督は「みんなの元気な顔を見て、監督として幸せを感じた」と再スタートを喜んだ。

選手たちは五輪で着用する赤色を基調とした新ユニホームに身を包んだ。エースで38歳の上野由岐子(ビックカメラ高崎)は、外野で長い時間をかけてキャッチボールを行った。東京五輪の開催を危ぶむ声もあるが「合宿ができることに感謝して取り組みたい。やる、やらないを決めるのは私たちじゃない。自分たちが歩いて行かなければいけない道を進んでいく」と言葉に力を込めた。
野手陣は男子投手が投げる速球を打ち込み、シートノックで練習を締めくくった。ソフトボールは全競技の先陣を切って、来年7月21日に福島で試合が始まる。山田恵里主将(日立)は「また五輪に向けて戦うという気持ちが強くなった」と意気込んだ。〔共同〕