阪神・西勇輝、チーム引っ張る決意 防御率タイトルも意識
阪神の西勇輝投手が19日、甲子園球場に隣接する室内練習場でランニングなどに励んだ。昨季は秋山と並ぶチーム最多の11勝を挙げたエースは「戦力も整ってきて、みんなが優勝するぞという気持ちになっている」と意気盛ん。「タイトルが狙えるとしたら防御率」と2年続けて2点台だった安定感をさらに高め、けん引する気概も示した。

オンラインで取材に対応。例年はハワイで自主トレーニングを行っていたが、新型コロナウイルスの影響で断念した。「思った以上に寒いので、ゆっくり、長く練習している」と時間をかけて土台づくりに取り組む。
16年ぶりのリーグ優勝に挑む上で、昨季チームとして8勝16敗と負け越した巨人戦が鍵。かつて自主トレーニングをともにし、「師匠」と慕う菅野が巨人に残留したことで再び投げ合うチャンスがある。「言葉ではなく、体で感じて、自分のパフォーマンスを出せたらいい」と意気込んだ。〔共同〕