正力賞にソフトバンク工藤監督 3年連続、単独最多の5度目

今年のプロ野球の発展に最も貢献した監督や選手に贈られる「正力松太郎賞」の選考委員会が8日、東京都内で行われ、ソフトバンクを4年連続日本一に導いた工藤公康監督が3年連続5度目の受賞を果たした。
工藤監督は選手時代の1987年と監督就任後の2015、18、19年に続く受賞。3年連続は史上初で、通算5度は王貞治ソフトバンク球団会長の4度を上回り単独で史上最多となった。
選考委員会の座長を務めた王会長は「若い選手の力をうまく引き出しチームを活性化させた。常に緊張感を持たせ、大変素晴らしいタクトを振った」と手腕をたたえた。
出席した選考委員は王会長のほか、野球評論家の中西太氏、山本浩二氏、ノンフィクション作家の門田隆将氏。杉下茂氏は欠席した。〔共同〕