日本高野連が設けた「投手の障害予防に関する有識者会議」の第4回最終会合が5日、大阪市内で開かれ「1人の1週間の総投球数を500球以内」とする投球数制限を盛り込んだ答申案をまとめて公表した。3連戦を回避する日程の設定も明記した。日本高野連と都道府県高野連が主催する大会が対象。試行期間を来春の第92回選抜大会を含む春季大会から3年間とし、期間内は罰則のないガイドラインとして運用するように提示した。
20日に座長を務める慶応大教授の中島隆信氏が日本高野連の八田英二会長に答申を手渡し、29日の日本高野連理事会に諮る。
答申案は(1)投球数制限や3連戦を回避する日程設定などの「競技団体としての責務」(2)週1日以上の完全休養日の導入、複数投手の育成に留意などの「加盟校が主体的に行うべきこと」(3)指導者のライセンス制検討、学童や中学野球大会での試合数の精選などの「野球界全体で取り組むべき課題の検討」―という三つの大きな柱で構成された。
中島氏は「日本高野連がこれを受け取ってどういう形で実践していくかを見守り、その結果として、野球に携わる若者全てが気持ち良く野球ができることを期待している」と総括した。
有識者会議は、昨年12月に新潟県高野連が、春季県大会で1人の投手が1試合で投げられる球数を100球とする独自の投球制限の導入を表明(のちに見送り)したことをきっかけに発足した。〔共同〕
日本高野連は29日、大阪市内で理事会を開き、来春の第92回選抜大会を含む春季大会から「1人の1週間の総投球数を500球以内」とする投球数制限の実施を決めた。日本高野連と都道府県高野連が主催する公式戦
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