阪神・藤川、2億円で更改 「矢野監督を男に」と決意
阪神の藤川球児投手が10日、兵庫県西宮市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、6千万円増の年俸2億円でサインした。来季途中に40歳となるベテランは、2005年以来のリーグ優勝を見据え「矢野監督をどうしても男にしたい」と強い決意を口にした。

今季、序盤は打ち込まれる場面もあったが、56試合に登板して4勝1敗、防御率1.77と衰えない剛腕ぶりを発揮。抑えを担った7月以降に16セーブをマークするなど、チームのクライマックスシリーズ(CS)進出を支え「自分との戦いには一つ勝てた」と充実した表情を浮かべた。
名球会入りの条件となる日米通算250セーブへあと7としている。「恩返しになればいいと思うし、達成しなければいけない」と、意欲と責任感をにじませた。(金額は推定)〔共同〕