貴景勝「一生懸命やる」 初場所で関脇に昇進

11月の大相撲九州場所で初優勝し、初場所(来年1月13日初日・両国国技館)で新関脇に昇進した貴景勝が25日、東京都台東区の千賀ノ浦部屋で記者会見し「一生懸命やるだけ。次はもう一つ上の番付を目指していく」と、大関を狙う気概を示した。
3横綱不在となった先場所は武器の突き、押しでの攻めが光り、13勝2敗で賜杯を抱いた。若手の代表格として一気に注目を集めたが、22歳の本人に慢心はなく「次の目標に向かって気持ちはできている。いい意味で(優勝を)忘れられている」ときっぱりと語った。
師匠だった元貴乃花親方(元横綱)の退職に伴い、部屋を移籍して2場所目。兄弟子だった元幕内貴ノ岩が暴行問題を起こして引退する騒動もあった。師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)は「いろんなことがあったので、心機一転でやってほしい」と鼓舞した。〔共同〕