J1川崎・中村憲剛「最高のプロ生活」 引退セレモニー
J1川崎は21日、今季限りで現役を終える元日本代表MF中村憲剛(40)の引退セレモニーを川崎市等々力陸上競技場で開いた。クラブ一筋でプレーを続けた名手は、詰め掛けたサポーターに「最高のプロサッカー選手生活でした。頼もしい後輩たちにフロンターレの今後を任せて先のステージに進みたい」と涙ながらにあいさつした。

中村とともに2年ぶり3度目のリーグ制覇を達成したチームメートも参加。盟友のFW小林悠は「憲剛さんがいなかったら、今の僕は絶対にない。本当に感謝しかない」とメッセージを送り、全員で胴上げした。
J2だった2003年に中大から入団し、パスセンスに優れた司令塔として活躍した。16年に36歳の史上最年長でJリーグ最優秀選手賞を受賞し、17年のJ1初優勝、18年の2連覇に貢献した。左膝の大けがで今季は出遅れたが、8月に復活し貴重な役割を果たした。
プロ18年の最後の戦いとなる天皇杯全日本選手権で、27日に準決勝に臨む。〔共同〕