ラグビー、新リーグ設立へ 準備委で合意
日本ラグビー協会が設置したプロリーグ設立を検討する準備委員会の会合が23日、東京都内で開かれ、2021年秋にトップリーグ(TL)に代わる新リーグの設立を目指すことで合意した。プロ化は前提にせず、今後はTLのチーム関係者を入れた小委員会でリーグ形態などを議論する。会合後、岩渕健輔専務理事が明らかにした。
清宮克幸副会長が当初発表したプロリーグ構想では、TLとは別に21年秋から新設させる方針だったが「プロ化ありき」の議論にTLのチーム側が反発していた。今回の委員会では「国内リーグは一つの大きな枠で進める」(岩渕専務理事)ことで一致し、新設ではなくTLを刷新する形を選択。プロ化や参加チーム数などは現時点で決めず、小委員会で検討することになった。
新リーグの開始時期はプロリーグ構想で掲げた21年秋に設定し、現在の国内最高峰TLは20~21年シーズンで終了させる方針。岩渕専務理事は「ワールドカップ(W杯)日本大会を終えた今後に対する危機感は共有している。なぜ(TLを)変える必要があるかを考えて議論したい」と述べた。〔共同〕