セーリング富沢が帰国、世界10位に「満足」 五輪代表決定
イタリアで開催されたセーリングのRSX級世界選手権で自己最高の総合10位となり、東京五輪代表に決まった男子の富沢慎(トヨタ自動車東日本)が30日、羽田空港に帰国し「始まる前の気持ちとしては10番は簡単ではないと思っていた。終わってみて、満足の結果」と素直に喜んだ。
3大会連続で出場した2016年リオデジャネイロ五輪を15位で終えた後、「何かを変えないと駄目だ」と同五輪銀メダルのニック・デンプシー氏に師事した。課題だった強風下の走りは向上。海外の強豪選手との練習機会を得られたのも大きかった。
スタート直後のミスなどを減らせば、より上位に食い込めると実感した今大会。35歳のベテランは「第一線でやるのは一区切りの場所」と言う東京五輪に向け「夢はメダルだけど、まだ入賞に届くかなというレベル。五輪前にはメダルを取りたいと言えるような活動をしたい」とさらなる成長を期した。〔共同〕