ボクシング井岡、田中と大みそか対決 ともに複数階級制覇
日本男子初の世界4階級制覇を達成した世界ボクシング機構(WBO)スーパーフライ級王者の井岡一翔(31)=Ambition=が、同級1位で世界3階級制覇の実績がある田中恒成(25)=畑中=と12月31日に東京・大田区総合体育館で対戦すると9日、井岡の所属ジムなどが発表した。世界複数階級制覇経験者の日本人対決は初めて。

オンラインで記者会見した井岡は「格の違い、レベルの違いを見せたい。どういう展開になっても負ける気がしない」と豪語した。2度目の防衛戦が指名試合で8年半ぶりの日本人相手となり「(田中の)印象は特にない。相手に4階級制覇が懸かるが、初の達成者として阻止したい。(1年ぶりに)試合ができる喜びを感じる」と語った。
10日に記者会見する田中は、2018年に世界最速タイの12戦目で3階級制覇。フライ級王座を3度防衛後に返上した。井岡は27戦25勝(14KO)2敗、田中は15戦全勝(9KO)。〔共同〕