紀平梨花が2連覇、坂本花織2位 全日本フィギュア
フィギュアスケートの全日本選手権最終日は27日、長野市ビッグハットで行われ、女子はショートプログラム(SP)首位の紀平梨花(トヨタ自動車)がフリーで4回転サルコーを初めて成功させて154.90点で1位となり、合計234.24点で2連覇した。日本スケート連盟の選考基準を満たし、2022年北京冬季五輪の出場枠が懸かる世界選手権(来年3月・ストックホルム)代表に決まった。

全日本で4回転サルコーを決めた女子は03年大会で初優勝した安藤美姫以来17年ぶりで2人目。
2年ぶりの優勝を狙ったSP2位の坂本花織(シスメックス)はフリー2位の150.31点で合計222.17点の2位。SP6位の宮原知子(関大)がフリー3位と巻き返し、209.75点で3位に入った。坂本、宮原も代表に決まった。
5組によるアイスダンスは前日のリズムダンス(RD)で2位につけた注目の村元哉中、高橋大輔組(関大KFSC)がフリーで3位となり、合計151.86点で2位。小松原美里、小松原尊組(倉敷FSC)が175.23点で3連覇し、代表に決まった。
今年は新型コロナウイルス感染防止対策を講じ、会場の収容人員の半分を上限に観客を入れて開催した。〔共同〕