柔道五輪代表、阿部兄妹・大野ら選出 14人出そろう

全日本柔道連盟は13日、東京五輪男子66キロ級代表決定戦で丸山城志郎(ミキハウス)を破った阿部一二三(パーク24)を五輪代表に選んだ。
これで来夏に延期となった東京五輪男女日本代表14人が確定し、女子52キロ級で世界選手権2連覇の阿部詩(日体大)は兄の阿部一とともに日本柔道初の「きょうだい」で五輪代表となった。
男子は2連覇を狙う73キロ級の大野将平(旭化成)のほか、前回リオデジャネイロ五輪代表勢では100キロ超級2位の原沢久喜(百五銀行)らメダリスト4人が代表入り。初代表は阿部一ら3人だった。
女子は阿部詩に加え、昨年世界女王で78キロ超級の素根輝ら6人が初代表。日本男子の井上康生監督は「代表としての誇りと自覚、責任をもって闘いたいと改めて思った」と抱負を述べた。〔共同〕