ボクシング高山、復帰戦は判定勝利 元世界王者
ボクシングのミニマム級で世界主要4団体の王座に就き、東京五輪挑戦のためアマチュアに転向後、再びプロとなった高山勝成(寝屋川石田)が27日、大阪市のエディオンアリーナ大阪で小西伶弥(SUN-RISE)とライトフライ級6回戦を闘い、復帰戦を3-0の判定勝ちで飾った。

高山はジャブで機先を制し、パンチを上下に的確に打ち分けた。2016年以来のプロのリングで躍動し「とても楽しい6ラウンドだった。来年はタイトルを獲得できるように精進したい」と話した。
当初は11月23日に予定されていたが、小西が新型コロナウイルスの感染を調べるPCR検査で陽性判定が出たため中止。その後、陰性が確認されて仕切り直しとなった。
37歳の高山は17年4月に東京五輪挑戦のため一度はプロを引退。五輪代表入りを逃し、今年3月にプロライセンスを再取得した。5月10日に別の相手と復帰戦を行う予定だったが、コロナ禍で中止となっていた。〔共同〕